当サイトの運営者は、日本国内の某所で老人ホームを案内する「老人ホーム紹介業」という仕事をしています。
老人ホーム紹介業とは?
老人ホーム紹介業とは、日本社会の高齢化に伴い、21世紀以降にできた新しい仕事で、その名の通り、老人ホームを探しているお客様に、希望する条件に基づいて、最適な老人ホームを紹介するという仕事です。
老人ホームの紹介は、主に下の流れで進んでいきます。
<老人ホーム紹介業の仕事の流れ>
①ご相談者(入居検討者の家族・知人・本人等)から老人ホーム紹介業者へ問い合わせ
②老人ホームに関する相談業務(対面やWEB、電話など)
③老人ホームの見学調整(入居候補先の見学予約代行・見学の同行など)
④入居先決定後、入居手続きのサポート
⑤入居契約の締結後、入居
ご相談者に対しては老人ホーム探しを無料でお手伝いし、⑤の入居契約を締結し、入居が完了した時点で、入居先の老人ホームから入居者の紹介料(仲介料)を頂くという仕事です。簡単に言うと、「不動産賃貸仲介業の老人ホーム版」です。
日本全国で老人ホームが増加を続けている中、老人ホームの紹介業者は、現在47都道府県で全部で400事業者以上が存在すると言われています。
主な老人ホームの種類
老人ホームは、主に以下の種類に分類されています。
※数の少ない老人ホームは割愛しています。
<主な老人ホームの種類(公的)>
・特別養護老人ホーム(特養)
・介護老人保健施設(老健)
・ケアハウス(軽費老人ホーム)
<主な老人ホームの種類(民間)>
・介護付有料老人ホーム
・住宅型有料老人ホーム
・サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
・グループホーム
老人ホーム紹介業が紹介できる範囲は?
結論から言うと、老人ホーム紹介業は、民間の老人ホームの紹介を専門としているところがほとんどです。
なぜなら、公的な老人ホームの入居者の紹介は、一言にビジネス(収入)にならないからです。
例えば、不動産の賃貸なら、賃貸アパートやマンションを仲介するのが一般的で、各市町村の公営住宅は入居仲介料は発生しません。それと一緒で、特別養護老人ホーム(特養)などの公的な老人ホームは、紹介(仲介)料が基本的に発生しないため、個人で(+ケアマネジャーや病院の相談員さんらと一緒に)申込を行っていくしかありません。
老人ホーム探しの落とし穴
当サイトの運営者は、新型コロナウイルスの流行前からこの仕事を数年間やってきて、述べ1,000件以上の老人ホーム探しの相談を受け、お手伝いをしてきました。その中で、以下の落とし穴があると痛感しています。
<この仕事で痛感したこと>
①老人ホームを探す段階で、予備知識が全くない人がほとんどである
②老人ホームの検索サイトには表向きの情報だけしか書かれておらず、本質的な情報に辿り着けない
③本人だけでなく家族全体の人生を左右する住まい探しなのに、明らかに誤った情報によって、結果的に老人ホーム選びに失敗してしまう
特に③は、場合によっては致命傷になりかねません。しかし、インターネットで色々調べても、ほとんど老人ホーム探しについては表面的な情報しか出てきていない印象です。
当サイトでは、実際にあった老人ホーム探しの相談事例やよくあるご質問などを一般化、抽象化した上で、主に下の表の内容について、完全匿名だからこそできるリアルな情報を、できる限り専門用語も噛み砕き、できるだけわかりやすく、そのシチュエーションをイメージしてもらえるような発信を心がけていきます。
このサイトを先に見ておいたから、良い老人ホームを探すことができた。そう思ってもらえるようなメディアを目指しています。
<当サイトを参考にしてほしい方>
①老人ホーム探しに関して予備知識がない
②老人ホーム探しをこれから始める予定である
③老人ホーム探しについて、リアルな情報が知りたい