介護老人保健施設(老健)とは?利用にあたって知っておくべきポイント

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はじめに

介護老人保健施設(通称:老健)は単なる「老人ホーム」ではありません。在宅復帰を目的としたリハビリテーションが行われる点が大きな特徴の公的な介護施設です。

今回は老健について、その特徴や利用条件、入所期間などをわかりやすく解説します。

在宅復帰を目的にリハビリを行う

老健は利用者の在宅復帰を目的としており、そのため、老健の専門のスタッフが個々の状態に合わせたリハビリテーションプログラムを提供します。これにより、自宅で自立した生活を送るための身体機能や日常生活動作が向上することを目指します。

※写真はイメージです

入所期間は原則3~6ヶ月

介護老人保健施設の入所期間は、怪我や病気の種類にもよりますが、原則として3~6ヶ月とされています。

その利用期間の中で老健でリハビリのプログラムを組んで、目標や計画に基づいてリハビリテーションを行っていきます。

利用には要介護1~5の認定が必要

介護老人保健施設を利用するためには、要介護1~5の認定が必要です。

この認定は、各市町村が行う介護保険の認定審査によって決まります。要介護のレベルが高いほど、リハビリテーションの内容や頻度も変わる場合がありますので、しっかりと認定を受けておくことが重要です。

自宅に戻れないときはどうする?

介護老人保健施設の目的は在宅復帰ですが、残念ながらすべての方がその目標を達成できるわけではありません。入所期間は通常、入所時に決められ、原則として延長はできないのが一般的です。では、リハビリテーションが思うように進まず、自宅に戻ることが難しい場合はどうすればよいのでしょうか。

老健から別の施設に移るケースも

リハビリテーションが順調に進まない場合、自宅に戻ることが困難な状況になることもあります。そのような場合、特別養護老人ホームや有料老人ホームなど、別の介護施設への移動が考慮されることが多いです。

施設選びのポイント

新たな施設を選ぶ際は、今度は長期的な生活を考慮する必要があります。例えば、特別養護老人ホームは公的な施設であり、費用面での負担が比較的少ないですが、プライベート空間が限られる場合があります。一方で、有料老人ホームは費用が高くなる傾向にありますが、設備やサービスが充実している場合が多いです。

まとめ

介護老人保健施設でのリハビリテーションが思うように進まない場合、次のステップとして別の施設への移動が考えられます。その際は、自身の状態やニーズに合った施設を選ぶことが重要です。何らかの理由で在宅復帰が難しい場合でも、最適なケアを受けられる場所を見つけることで、安心して過ごすことが可能です。

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この記事を書いた人

老人ホーム探しのリアルの中の人。日本のとある地域で数年前より老人ホーム紹介の仕事を始める。現在に至るまで、述べ1,000件以上の老人ホームの入居相談に対応。

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