必読!老人ホームの施設見学でチェックすべきポイントをわかりやすく解説!

老人ホームの入居を検討していく中で、欠かせないプロセスが施設見学です。

施設見学は老人ホームの建物の内覧はもちろんのこと、普段の入居者やスタッフの姿をダイレクトで見ることができ、担当者に質問を行うことのできる絶好の機会です。

しかし、施設見学中に何を確認すべきかわからず、後で後悔するケースも少なくありません。

今回は、施設見学において確認すべきチェック項目をわかりやすく解説していきます。

目次

施設見学の主なチェック項目

施設見学で行うべきチェック項目は多くあります。

費用の内訳

基本料金、食費、介護費、その他オプション費用など、何にいくらかかるのかをしっかりヒアリングしましょう。

下の記事に、一般的にどのような費用がかかるのかまとめていますので、合わせて読んでいただけると理解が増します。

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生活の自由度

自由度の高い老人ホームでは、一般的に日中帯の外出は認められており、また家族との面会や外泊も自由としているという老人ホームも多いです。

しかし、老人ホームによっては、そもそも入居者一人での外出や面会、外泊が認められていないケースもあります。

特にコロナの流行後は、老人ホームによって外出や外泊、面会に対する考え方が大きく変わっているので、特に生活の自由度を優先順位の上位に置いている方は、必ず老人ホームへ確認するようにしましょう。

緊急時の対応(特に夜間帯)

緊急時の対応は、老人ホームによって対応が異なります。

多くの老人ホームでは、入居者に入院を伴う緊急事態が発生した場合、その入居者の家族が駆けつけるまで救急搬送に同行して待ってくれますが、中には一切救急搬送の同行を行わない老人ホームもあります。

入居中に何かあった場合の緊急対応体制は確認しましょう。

4. ケアマネジャーの継続可否

既に担当のケアマネジャーがいる場合、ケアマネジャーの継続が可能かどうかを確認しましょう。

住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅では、原則ケアマネジャーの継続はOKですが、老人ホームの方針で、老人ホーム専属のケアマネジャーが入居後のケアマネジャーを担当する場合があります。

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洗濯の対応

洗濯は施設側が対応するのか、家族がしなくてはならないのか、別途お金がかかるのか、その詳細を確かめましょう。

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介護の必要度が変わった場合の費用やサービス内容の確認

老人ホームへの入居後、介護量が増えた場合に想定される費用やそもそもどの程度まで介護サービスの提供ができるのかどうかを確認しておきましょう。

特に自立した方が多く入居する、アパートに近い運営をしている老人ホームでは、介護量が増えてきた時点で実質的に退去を促される場合があります。

家族の宿泊

老人ホームによって、家族が宿泊できるかどうかは異なります。

アパートと同じような考えで運営している老人ホームであれば、家族の宿泊を認めている老人ホームもありますが、介護サービスの提供や防犯対策上、家族の宿泊を認めていない老人ホームも少なくありません。

ただし、終末期に限り宿泊を認めている老人ホームもありますので、気になる方は施設見学時に確認しておきましょう。

スタッフの人数

ひとえに老人ホームと言っても、老人ホーム毎に日中や夜間帯のスタッフの人数は異なります。

日々の介護は介護職員(ヘルパー)が行っていきますが、老人ホームによってその人数は異なります。

そして、入居者対介護職員(ヘルパー)の割合がどの程度なのかということが、最も重要です。

例えば、40人入居している老人ホームに日中8名、夜間2名介護職員がいる老人ホームと、70人入居している老人ホームに日中10名、夜間3名いる老人ホームでは、前者のほうが介護職員比率が高いです。

当然、ヘルパーの人数が多いほうがケアが行き届きやすくなりますので、入居者対介護職員の割合がどの程度であるかというのは、老人ホームの介護力の1つの大きな指標となります。

看取り対応

全ての老人ホームが終末期ケア、看取りケアに対応しているわけではありません。

終末期においてもしっかりと看取りができる体制が整っているか確認しましょう。

退去条件

自主都合または施設都合で退去する場合の条件や、過去にどのような退去事例があったのかを確認しましょう。

利用者の日中の過ごし方

その老人ホームでの日常生活がどのようなものなのか、具体的な1日のスケジュールを確認しましょう。

往診・訪問診療の頻度と内容

老人ホームで医師の往診や訪問診療があるのかどうか、それがある場合はどれくらいの頻度であり、具体的に何をしてくれるのかを確認しましょう。

レクリエーションの有無

老人ホームによって、レクリエーションの内容や頻度は異なります。

レクリエーションの頻度と、その具体的な内容を確認してみましょう。

食事提供方法

料理はどのように調理、提供されているか、特別食(刻み食、ペースト食、治療食等)の対応はあるかを確認しましょう。

下の記事で老人ホームでの食事提供方法を詳しく解説しています。

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福祉用具

自宅で使用している福祉用具がある場合は、継続して使用できるかどうかを確認しましょう。

老人ホームによっては付き合いのある福祉用具業者の福祉用具や、自社グループの福祉用具への切り替えを依頼される場合があります。特別こだわりがある場合は事前に相談しましょう。

今まで福祉用具を利用していなかった場合は、入居後のケアマネジャーが老人ホームと連携して手配してもらえるので、特に心配はありません。

チェックリスト

PDFでチェックリストを作成しました。ダウンロードはご自由にどうぞ。

まとめ

施設見学は確認すべきポイントが多いため、しっかりと老人ホームへ質問をして、1つ1つ確認事項をチェックしていくことが重要です。

以上のチェック項目をしっかりと確認することで、後悔のない選択ができるようにしましょう。

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この記事を書いた人

老人ホーム探しのリアルの中の人。日本のとある地域で数年前より老人ホーム紹介の仕事を始める。現在に至るまで、述べ1,000件以上の老人ホームの入居相談に対応。

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