老人ホームを選ぶ際、施設見学は非常に重要なプロセスです。しかし、何を確認すべきかわからず、後で後悔するケースも少なくありません。今回は、施設見学において確認すべきポイントを簡潔にピックアップしました。
目次
主な見学チェック項目
1. 月額費用の内訳
- 基本料金、食費、介護費、その他オプション料金など、何にいくらかかるのかをしっかりヒアリングしましょう。
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2. 面会、外出、外泊の自由度や頻度
- どの程度の頻度で面会ができるのか等、面会や外出や外泊のルールについて確認しましょう。
3. 緊急時の対応(特に夜間帯)
- 入居中に何かあった場合の緊急対応体制を確認しましょう。
4. ケアマネジャーの継続可否
- 既に担当のケアマネジャーがいる場合、ケアマネジャーの継続が可能かどうかを確認しましょう。老人ホームによっては、老人ホーム専属のケアマネジャーが入居後のケアマネジャーを担当する場合があります。
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5. 洗濯の対応
- 洗濯は施設側が対応するのか、家族がしなくてはならないのか、別途お金がかかるのか、その詳細を確かめましょう。
6. 介護の必要度が変わった場合のサービス内容
- 介護が増えた場合の料金体制や、サービスの変更内容を明らかにしておきましょう。
7. 家族の宿泊
- 家族が宿泊できるかどうかも、緊急時や看取りの際などに重要なポイントです。
8. スタッフの人数
- 日中や夜間帯のスタッフ(ヘルパー・看護師)の人数を確認しましょう。
9. 看取り対応
- 終末期においてもしっかりと看取りができる体制が整っているか確認しましょう。
10. 退去条件
- 退去する場合の条件や、過去にどのような事例があったのかを確認しましょう。
11. 利用者の日中の過ごし方
- 施設での日常生活がどのようなものなのか、具体的なスケジュールやアクティビティを確認してみましょう。
12. 往診の頻度と内容
- 医師の往診があるのかどうか、ある場合はどれくらいの頻度であり、具体的に何をしてくれるのかを確認しましょう。
13. レクリエーションの有無
- レクリエーションの頻度と具体的な内容を確認してみましょう。
14. 食事
- 料理はどのように調理、提供されているか、特別食(刻み食、ペースト食、治療食等)の対応はあるかを確認しましょう。
15. 福祉用具
- 既存で使用している福祉用具がある場合、継続して使用できるかどうかを確認しましょう。
チェックリスト
PDFでチェックリストを作成しました。ダウンロードはご自由にどうぞ。
まとめ
施設見学は確認すべきポイントが多いため、しっかりと老人ホームへ質問をして、1つ1つ確認事項をチェックしていくことが重要です。以上のポイントをしっかりと確認することで、後悔のない選択ができるようにしましょう。