老人ホームの選び方は、多くの家庭で真剣に悩む課題です。しかし、その選び方には多くの落とし穴があり、失敗する可能性も高いです。今回はその中でも特に避けたい3つのポイントを解説します。
インターネットのポータルサイトで料金だけを見て選ぶ
現代は情報が氾濫している時代です。インターネットで瞬時に多くの老人ホームの料金情報が手に入ります。しかし、料金だけで老人ホームを選ぶのは大きな間違いです。
＜老人ホームのポータルサイトで気をつけるべき主な点＞
①品質とコストのバランス
料金が安いからといってその老人ホームが良いわけではありません。利用料金と老人ホームの質はある程度は比例しますが、一方で高い料金がかかるからといって、必ずしも質の高いサービスが保証されているわけでもありません。
②隠れたコスト
掲載されている料金には含まれていない追加料金が発生する場合もあります。例えば、介護保険料、介護保険外の老人ホーム独自のオプションサービスなどが該当します。
③サービス内容
老人ホームから提供されるサービス内容もしっかりと確認が必要です。介護や医療体制、リハビリやレクリエーションの有無など、自分たちにとって本当に必要なサービスが整っているかどうかを確認しましょう。
とりあえず家から近いところで探す
家族が近くにいるというのは心強いものですが、家に近いという理由だけでその老人ホームを選ぶのはおすすめできません。
＜場所以外にも考えるべき主な点＞
地域差：地域によっては、本人や家族が住む周辺エリアに質の高いケアや希望条件のマッチした老人ホームが少ない場合もあります。
設備とサービス：自宅近隣の老人ホームだけを比較すると選択肢が限られてしまい、本当に必要なサービスや設備が整っていない場合もあります。
大事なのはサービスの中身、本人や支援をする家族のライフスタイルが合うかどうか
これは失敗しやすいポイントではなく、むしろ成功するためのキーポイントです。
＜老人ホーム選びで重視すべき点＞
ライフスタイルのマッチング：高齢者本人（及びその家族）の生活習慣に合った環境で過ごせるかどうかが大事です。
家族との相談：支援をする家族も含めて、ライフスタイルや介護の方針についてしっかりと話し合い、選ぶべき老人ホームがどのような特性を持っているべきかを確認することが重要です。
以上、失敗しやすい老人ホームの探し方として、料金だけで選ぶこと、家から近いところだけを考慮することを避け、サービスの中身やライフスタイルも踏まえて、選ぶ際には多角的に情報を収集し、じっくりと検討していくことが大切です。
