老人ホームでの生活において、洗濯は欠かせない要素ですが、老人ホームによって洗濯対応は異なります。
本記事では、老人ホームにおける洗濯について詳しく解説します。
入居者本人が洗濯を行う
老人ホームの入居者が自分で洗濯を行える場合、建物内に設置された洗濯機や乾燥機を使用して洗濯することができる場合が多いです。建物内に設置された共用洗濯機や乾燥機は、多くの場合、基本料金(管理費または共益費)に含まれており、追加費用なしで利用することができます。
しかし、老人ホームによってはコインランドリーを設置しており、その使用には別途料金が発生することもあります。
介護保険サービスとしてヘルパーが洗濯を行う
認知症の進行等で、老人ホームの入居者が自分で洗濯を行うことができない場合、介護保険サービスの一環として、ケアプランに組み込み、老人ホームのヘルパーが洗濯を行うケースも多いです。
無償で洗濯サービスを行う老人ホームもある
老人ホームによっては無償で老人ホームのスタッフが洗濯を行っている場合もあります。
介護付き有料老人ホームを筆頭に、基本料金が高めのホームは無償対応としていることが多いです。
外部洗濯業者の利用
一部の施設では、外部の洗濯業者を利用することができます。外部の洗濯業者が洗濯を行う場合、週に2〜3回の回収を行い、月々約5,000円~10,000円程度の料金で提供されています。
洗濯物を回収後、数日後に洗濯物を畳んだ状態で老人ホームに戻されます。
特別な汚物洗濯の場合
便などが付着した汚物洗濯は、老人ホーム内で別途有償となる場合が多いです。外部委託業者の場合も回収不可としている業者も多く、同様の対応です。
汚物洗濯は老人ホーム内共用の洗濯機は衛生上使用できず、老人ホームの職員が専用の汚物処理室で汚物洗濯を行います。
まとめ
洗濯は、老人ホームへの入居後も入居者の自立と快適な生活の維持に不可欠です。入居者が洗濯できる場合はできるだけその能力を生かし、あえて時間がかかってもご自身で洗濯してもらうことを取り組みとしている老人ホームも少なくありません。もちろん、自分で洗濯できない場合でも何らかの形でお願いすることはできます。